ACQUITY アドバンスドポリマークロマトグラフィー(APC)システム
ポリマーおよびオリゴマーにおいて優れた性能を発揮
今日のポリマー研究者は、高機能材料や生体材料のイノベーションに対する需要の高まりにより、競争がますます激化するダイナミックな市場の中で、仕事を続けています。しかし、従来のクロマトグラフィーによるポリマーの特性解析には長い実行時間がかかるため、多くのラボにとってこの需要に対応することが困難でした。
今ではそうではありません。クロマトグラフィーによるポリマーとオリゴマーの特性解析において、ポリマー分離の次世代の ACQUITY アドバンスドポリマークロマトグラフィー(APC)システムにより、分離能が非常に高いサイズベースの分離を非常迅速に行えます。ACQUITY APC システムを使用することで、迅速な毎日のキャリブレーションにより、データの一貫性と質が向上し、高度なシステムテクノロジーを使用してメソッド開発を自動化することができます。これにより、ラボの運用を向上させつつ、より迅速にイノベーションを進めることができます。
仕様
デュエルボリューム(システム全体) |
≦ 400 µL(標準の 100 µL ミキサーを含む) |
グラジエントのディレイボリューム |
≦ 300 µL(標準の 100 µL ミキサーを含む) |
リーク管理機構を搭載 |
リークセンサーが標準装備されて、サポートされている溶媒に適合し、リークに安全に対処可能。ドリップトレイが、すべてのリークを装置の前面および廃液ラインに向ける |
最大動作圧力 |
0 ~ 1.0 mL/分:15,000 psi 1.0 ~ 2.2 mL/分:15,000 ~ 7,800 psi(リニア) |
超同期化 |
ソルベントマネージャーピストンの間の同期化により、保持時間の再現性が向上します |
動作流量範囲 |
0.010 ~ 2.20 mL/分(0.001 mL 毎設定可能)、pH 範囲 2 ~ 12 |
自動運転 |
96 時間分のすべての診断データが、装置コンソールソフトウェアにより表示されます。 |
溶離液の数 |
標準では 1、オプションの溶媒選択バルブを用いる場合 6 |
溶媒のコンディショニング |
2 つの内蔵真空脱気チャンネル、そのうち 1 つは SM-pFTN パージ溶媒用 |
プライマリーチェックバルブ |
インテリジェントインテークバルブ(i2 バルブ) |
ポンプシール洗浄 |
高圧シールおよびプランジャの背面を洗浄する洗浄システムが取り付けられています |
圧縮率補正 |
ユーザー操作不要で自動および継続的 |
溶媒の選択 |
自動で最大 6 種類の溶媒(オプション)。 |
流量増加 |
2.0 mL/分に達するまで 0.01 ~ 30.00 分 |
流量正確度 |
0.5 ~ 2.0 mL/分(水と THF の両方)の設定流量の ±1.0% で、背圧は 2,000 psi ± 10% |
流量精度 |
< 0.075% RSD または < 0.020 分 SD のいずれか大きい方(注入量 10 µL、0.5、1.0 および 1.5 mL/分で、100% THF、ACQUITY APC XT 200 Å 2.5 µm 4.6 × 150 mm カラム、40 ℃、RI 検出器を使用したポリスチレン標準試料 6 回の繰り返し注入に基づく)。 |
流量ドリフト |
24 時間にわたる流量精度:24 回の注入で < 0.2% RSD(注入量 10 µL、1.0 mL/分で、100% THF、ACQUITY APC XT 200 Å 2.5 µm 4.6 × 150 mm カラム、40℃、RI 検出器を使用したポリスチレン標準試料 24 回の繰り返し注入(1 時間に 1 回)に基づく) |
プライム |
流量 4 mL/分で自動プライム |
主な接液部の材質 |
302 SS、316 SS、Nitronic 60、チタン合金、フルオロポリマー、UHMWPE 混合物、フルオロエラストマー、PPS、ジルコニア、ルビー、サファイア、DLC、金、PEEK、MP35N、PEEK 混合物、ポリイミド |
溶媒の数 |
最大 4 種の溶媒をあらゆる混和可能な組み合わせで混合(標準) オプションの 6 ポート溶媒選択バルブにより溶媒の選択肢を拡張可能 |
溶媒の脱気 |
内蔵された真空脱気、4 つのチャンバー SM-FTN パージ溶媒用の追加のチャンバー 1 つ。 |
溶媒の混合 |
溶媒や原液から混合比率、pH、イオン強度を自動的に調整する Auto•Blend Plus™ テクノロジー搭載 |
グラジエントの形成 |
低圧混合、クオータナリーグラジエント |
グラジエントのプロファイル |
11 種類のグラジェント曲線、[直線、ステップ (2)、凹曲線 (4)、凸曲線 (4) を含む] |
プライマリーチェックバルブ |
インテリジェントインテークバルブ(i² バルブ) |
流量正確度 |
0.5 ~ 2.0 mL/分で ±1.0%(100% A を使用) 脱気済み H2O で背圧 1,000 psi ±200 psi |
流量精度 |
0.075% RSD または 0.020 分 SD のいずれか大きい方(水:メタノール=60:40 混合液、アルキルフェノン混合液の、注入量 5.0 µL で 0.5 mL/分、ACQUITY UPLC BEH C18 1.7 µm、2.1 × 50 mm カラム、35 ℃ ±0.1 ℃、UV @ 254 nm を使用した 6 回の繰り返し注入に基づく) |
組成の変動(ベースラインノイズ) |
< 1.0 mAu(オプションの 250.0 µL ミキサーを使用した場合は < 0.1 mAu)A:水 + 0.1% TFA、B:ACN + 0.1% TFA、0.5 mL/分、ACQUITY UPLC BEH C18、1.7 µm、2.1 × 50 mm、UV @ 214 nm、5 mm 分析フローセル |
混合正確度 |
±0.5% フルスケール 5 ~ 90%、0.2 ~ 2.0 mL/分 (背圧 2,000 psi、ステップグラジエント法、UV @ 273 nm を使用した濃度 12 mg/L のカフェインを含む脱気済み ACN/ACN の注入に基づく) |
組成精度 |
< 0.15% RSD または ±0.04 分 SD のいずれか大きい方(6 回繰り返し注入)(i² バルブを使用) 水/メタノール(60:40)の Auto•Blend Plus テクノロジーによる混合液、アルキルフェノン混合液(注入量 5.0 µL)、0.5 mL/分、ACQUITY UPLC BEH C18、1.7 µm、2.1 × 50 mm、35 ℃ ± 0.1 ℃、UV @ 254 nm を使用して測定 |
圧縮率補正 |
自動および連続 |
プライム |
ウェットプライムは、最大 4 mL/分の流量で実行できます。 |
ポンプシール洗浄 |
-高圧シールおよびプランジャの背面を洗浄する自動洗浄システムが取り付けられています |
流量増加 |
範囲:2.0 mL/分に達するまで 0.01 ~ 30.00 分 既定:2.0 mL/分に達するまで 0.45 分 |
主な接液部の材質 |
316 SS、NITRONIC® 60、チタン合金、フルオロポリマー、UHMWPE 混合物、フルオロエラストマー、PPS、ジルコニア、ルビー、サファイア、DLC、金、MP35N、PEEK 混合物、ポリイミド |
溶媒の選択 |
プログラムできる最大 6 種類の溶媒(オプション)。 |
注入量の範囲 |
0.5 ~ 50.0 µL(標準) 0.1 ~ 250.0 µL(オプションの拡張ループを使用) |
注入ニードル洗浄 |
内蔵、有効、プログラム可能 |
サンプルプレートの数 |
2 |
最大サンプル数 |
96(2 mL バイアルホルダーを使用)。詳細については、Waters サンプルバイアルおよびアクセサリーのカタログを参照してください |
注入正確度(吸引) |
±0.2 µL(100 µL の標準シリンジを使った 20 回以上の 10.0 µL の注入での、バイアルから減少した水の重量を計測) |
注入直線性 |
> 0.999(0.5 µL ~ 50 µL、0.5 mL/分で、100% THF、ACQUITY APC XT 200 Å 2.5 µm 4.6 × 150 mm カラム、40 ℃、RI 検出を使用したポリスチレン標準試料の注入に基づく) |
注入精度 |
< 0.5% RSD(注入量 2.0 ~ 50.0 µL、0.5 mL/分で、100% THF、ACQUITY APC XT 200 Å 2.5 µm 4.6 × 150 mm カラム、40 ℃、RI 検出器を使用した、ポリスチレン標準試料の 6 回の繰り返し注入に基づく) |
サンプルコンパートメント温度範囲 |
4.0 ~ 40.0 ℃、0.1 ℃ 毎設定可能、許容範囲 -2 ~ +4 ℃。 |
温度正確度 |
±0.5 ℃、サンプルコンパートメント温度センサー部で測定 |
温度安定性 |
±1.0 ℃、サンプルコンパートメント温度センサー部で測定 |
サンプルキャリーオーバー |
< 0.005% カフェイン(UV)(標準試料 4 mg/mL、注入量 5 µL、水/アセトニトリル(90/10)(溶離液、洗浄溶媒、希釈剤/ブランク)の、0.6 mL/分で、ACQUITY UPLC BEH C18 1.7 µm 2.1 × 50 mm カラム、40℃、UV @ 273 nm を使用した注入後のキャリーオーバーに基づく) |
主な接液部の材質 |
316 SS、PPS、ポリイミド、フルオロポリマー |
カラム容量 |
直列に接続した 1 つのカラムセット: - 30 ~ 75 mm のカラム最大 4 本 - 150 mm のカラム最大 3 本 APC システムごとに 2 つのモジュールを設定可能 |
バルブ |
カラム切り替え、カラムバイパス、廃液、溶媒リサイクル用のオプションのバルブ。 |
溶媒のコンディショニング |
アクティブプレヒーター(標準) |
カラム履歴管理 |
構成に含まれるすべてのカラムにそれぞれ eCord™ コネクター付き |
温度範囲 |
4.0 ℃ ~ 90.0 ℃、0.1 ℃ 毎設定可能 |
温度準備が完了するまでの時間 |
ドアを 30 秒間開いてから 12 分(設定温度に 1 時間温度を平衡化した後、内部温度センサー部で測定) |
温度正確度 |
±0.5 ℃、トラフ上のセンサーで測定 |
温度精度 |
±0.1 ℃、トラフ上のセンサーで測定 |
温度安定性 |
±0.3 ℃、トラフ上のセンサーで測定 |
主な接液部の材質(オプションのバルブを含む) |
PEEK、316 SS、ポリイミド、フルオロポリマー |
オプションのバルブを使用したカラム切り替え |
- 最大 2 つの APC カラムセット(CM-S モジュールごとに 1 つのセット)をサポートします。 - 最大 2 つの GPC カラムセット(CM-30S に 2 つのセット) |
カラム容量 |
セットごとに最大 4 本のカラムの 1 つまたは 2 つのセットをサポート: - 最大カラム長 300 mm、さらに 50 mm のガードカラム - 最大カラム内径 8 mm |
溶媒のコンディショニング |
パッシブプレヒーター(標準) |
カラム履歴管理 |
セットごとに最大 4 本のカラムをサポートするオプションの eCord コネクター |
温度範囲 |
20 ~ 90 ℃、0.1 ℃ 毎設定可能 (周囲温度 + 5 ℃ から)90 ℃ まで制御可能 |
温度準備が完了するまでの時間 |
ドアを 30 秒間開いてから 12 分後(設定温度の 60℃ に 1 時間温度を平衡化した後、室温センサー部で測定、周囲温度 25℃)。 |
温度正確度 |
±0.5 ℃(センサー部で測定) |
温度精度 |
±0.1 ℃(センサー部で測定) |
温度安定性 |
±0.3 ℃(センサー部で測定) |
主な接液部の材質(オプションのバルブを含む) |
316 SS、DLC |
溶媒の数 |
最大 4 種の溶媒をあらゆる混和可能な組み合わせで混合(標準) オプションの 6 ポート溶媒選択バルブにより溶媒の選択肢を拡張可能 |
溶媒の脱気 |
内蔵された真空脱気、4 つのチャンバー SM-FTN パージ溶媒用の追加のチャンバー 1 つ。 |
溶媒の混合 |
溶媒や原液から混合比率、pH、イオン強度を自動的に調整する Auto•Blend Plus™ テクノロジー搭載 |
グラジエントの形成 |
低圧混合、クオータナリーグラジエント |
グラジエントのプロファイル |
11 種類のグラジェント曲線、[直線、ステップ (2)、凹曲線 (4)、凸曲線 (4) を含む] |
プライマリーチェックバルブ |
インテリジェントインテークバルブ(i² バルブ) |
流量正確度 |
0.5 ~ 2.0 mL/分で ±1.0%(100% A を使用) 脱気済み H2O で背圧 1,000 psi ±200 psi |
流量精度 |
0.075% RSD または 0.020 分 SD のいずれか大きい方(水:メタノール=60:40 混合液、アルキルフェノン混合液の、注入量 5.0 µL で 0.5 mL/分、ACQUITY UPLC BEH C18 1.7 µm、2.1 × 50 mm カラム、35 ℃ ±0.1 ℃、UV @ 254 nm を使用した 6 回の繰り返し注入に基づく) |
組成の変動(ベースラインノイズ) |
< 1.0 mAu(オプションの 250.0 µL ミキサーを使用した場合は < 0.1 mAu)A:水 + 0.1% TFA、B:ACN + 0.1% TFA、0.5 mL/分、ACQUITY UPLC BEH C18、1.7 µm、2.1 × 50 mm、UV @ 214 nm、5 mm 分析フローセル |
混合正確度 |
±0.5% フルスケール 5 ~ 90%、0.2 ~ 2.0 mL/分 (背圧 2,000 psi、ステップグラジエント法、UV @ 273 nm を使用した濃度 12 mg/L のカフェインを含む脱気済み ACN/ACN の注入に基づく) |
組成精度 |
< 0.15% RSD または ±0.04 分 SD のいずれか大きい方(6 回繰り返し注入)(i² バルブを使用) 水/メタノール(60:40)の Auto•Blend Plus テクノロジーによる混合液、アルキルフェノン混合液(注入量 5.0 µL)、0.5 mL/分、ACQUITY UPLC BEH C18、1.7 µm、2.1 × 50 mm、35 ℃ ± 0.1 ℃、UV @ 254 nm を使用して測定 |
圧縮率補正 |
自動および連続 |
プライム |
ウェットプライムは、最大 4 mL/分の流量で実行できます。 |
ポンプシール洗浄 |
-高圧シールおよびプランジャの背面を洗浄する自動洗浄システムが取り付けられています |
流量増加 |
範囲:2.0 mL/分に達するまで 0.01 ~ 30.00 分 既定:2.0 mL/分に達するまで 0.45 分 |
主な接液部の材質 |
316 SS、NITRONIC® 60、チタン合金、フルオロポリマー、UHMWPE 混合物、フルオロエラストマー、PPS、ジルコニア、ルビー、サファイア、DLC、金、MP35N、PEEK 混合物、ポリイミド |
溶媒の選択 |
プログラムできる最大 6 種類の溶媒(オプション)。 |
音響ノイズ |
<62 dBA、システム |
動作時温度範囲 |
15 ℃ ~ 40 ℃(59 °F ~ 104 °F) |
動作時の湿度範囲 |
20% ~ 80%(結露なし) |
寸法 |
幅:34.3 cm(13.5 インチ) 高さ:70.6 cm(27.8 インチ) 奥行き:71.2 cm(28.0 インチ) |
重量 |
74.9 kg(165.0 ポンド) |
電源の要件 |
100 ~ 240 VAC |
ライン周波数 |
50 Hz ~ 60 Hz |
消費電力* |
1,000 VA |
概要
特徴およびメリット
- 情報をより早く取得 - ACQUITY APC システムと ACQUITY APC カラムの組み合わせによる超低バンド拡散により、ポリマーサンプルに対するラボでの処理時間が短縮し、開発ラボや生産部門、カスタマーに対し、従来の SEC/GPC と比べて 5 ~ 20 倍の速さで回答することができます。
- 情報に基づいた意思決定に必要な正確なデータを取得 - さまざまな特異性の高い検出手法(示差屈折率、UV/Vis、PDA、ELS)およびサードパーティの高度な検出器(多角度光散乱や粘度測定など)との適合性により、ポリマーサンプルについてより多くの洞察を得ることができます。アイソクラティックソルベントマネージャーによる精密な送液により、正確な分子量(MW)データを毎日取得できます。
- 厳しい条件下でもメソッド開発を最適化 - 迅速で自動化された溶媒切り替え機能と強溶媒に対する適合性によって、厳しい分離条件下のポリマー解析にも対応し、メソッド開発を最適化できます。
- 1 つのシステムでラボの効率が改善 - 基本的な液体クロマトグラフィー(LC)、グラジエント、アイソクラティック、逆相、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)などの複数のアプリケーションを 1 つのシステムで実行することで、分析範囲とラボの効率が向上します。
- カラム管理の簡素化 - カラムセットの分子量範囲に一致する標準試料を用いてカラムセットのキャリブレーションを簡素化・最適化します。多機能なカラム管理により、最大 2 つの ACQUITY APC カラムセットと、最大 2 つの GPC カラムセット(すべて安定した温調可能な環境に保持)から自動的に選択できます。
推奨用途:クロマトグラフィーによるポリマーおよびオリゴマーの特性解析のための非常に分離能の高いサイズベースの分離。
機能ヘッダー
洞察を深めてイノベーションを加速
ACQUITY APC システムによるアドバンスドポリマークロマトグラフィー(APC)の利点を活用することで、従来の GPC/SEC テクノロジーと比較して 5 ~ 20 倍の速さで、正確かつ再現性のあるポリマーおよびオリゴマーの分子量情報が得られます。これにより、ラボの運用効率が向上しながら、より迅速なイノベーションが可能になります。
ACQUITY APC システムでは、次のようなことを達成できます。
- ポリマーサンプルのラボでの処理時間が短縮:開発ラボや生産部門、カスタマーに対し、従来よりも短期間で回答できます。
- イノベーションを促進:従来よりも早く、より多くの結果が得られることから、開発サイクル時間を短縮し、より速く上市できるため、全体的な経営の俊敏性が高まります。
- プロセスモニタリングを合理化:プロセスと合成の最適化に関するタイムリーな意思決定を「オンザフライ」で行う機敏性によって、より優れたロット管理を実現します。
- サンプルあたりの分析コストを大幅に削減:溶媒の消費量と廃液の処理量を削減することで実現します。
溶媒切り替え機能と適合性によるメソッド開発の最適化
ACQUITY APC システムをポリマークオータナリーソルベントマネージャー(p-QSM)テクノロジーと組み合わせて使用することで、化学者やポリマー研究者は 1 台のシステムで、標準的なポリマークロマトグラフィー、グラジエントポリマー溶出クロマトグラフィー (GPEC)、および逆相 LC を行い、最も複雑なポリマー混合物や添加剤を分析する究極の柔軟性を手に入れることができます。
追加のシステム機能によって、最大 6 種類の溶媒の自動選択が可能になります。カラムセットの自動切り替え機能と、ACQUITY APC カラムの硬質で、各種移動相溶媒への適合性に富む充塡剤と組み合わせることで、サイズベースのポリマー分離の分析法開発に関して世界初の自動化ソリューションを実現します。これによりポリマーの分離が数日から数時間に短縮されます。
高度な検出機能を使用してさらに多くの洞察を得る
ACQUITY APC システムに高度な検出器を装備することで、意思決定に必要とする貴重な情報を 1 回の分析で取得できます。ACQUITY APC システムと、示差屈折率(RI)、紫外線(UV)、フォトダイオードアレイ(PDA)、光散乱(LS)、粘度(IV)検出器などの高度な検出ソリューションを組み合わせることで、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)分析から得られる情報が大幅に増加します。ACQUITY APC システムとシームレスに統合されている Wyatt Technology の高度な検出オプションにより、サンプルを完全に特性解析して、新規の複雑なポリマーの構造と特性の関係について解明できます。
専用の消耗品で研究ペースを保つ
ACQUITY APC システムは、ACQUITY APC カラムおよび ACQUITY APC キャリブレーションスタンダードキットと組み合わせることでさらに強力になります。ACQUITY APC カラムのエチレン架橋型ハイブリッド(BEH)テクノロジーにより、厳しい動作条件下でも極めて高いカラム性能とカラム寿命を示す粒子が得られます。pH 安定性が非常に優れ、幅広い化合物クラスに適合するため、一般的な逆相クロマトグラフィーやメソッド開発に適しています。
ACQUITY APC キャリブレーションスタンダードキットを使用することで ACQUITY APC カラムは 30 分以内でキャリブレーションでき、実行は 10 分以内で完了できます。これらのスタンダードキットは ACQUITY APC カラムの分子量分画範囲に合うように設計され、あらゆるカラム構成に対する 10 ポイントキャリブレーションを単純な「希釈して注入」アプローチで行います。カラムセットのキャリブレーションを毎日行うことで、データの一貫性が大幅に改善し、バッチ間測定の信頼性を高めることができます。特定のアプリケーションに適したカラムおよびキャリブレーションスタンダードを選択するために、当社の便利なセレクターツールをご利用いただけます。